東日本旅客鉄道(JR東日本)は2月9日、東京駅と新宿駅においてスマートフォン用アプリを使用する構内ナビゲーション・サービスを、3月18日までの予定で試行を開始した。同アプリの利用は無料。
同アプリは、2014年度に同社が東京駅で試行した「駅構内ナビ」のバージョンアップで、今回は対象を新宿駅にも拡大したもの。また、日本語に加えて英語への対応、iPhoneの他Android端末への対応、ビーコンやWi-Fiによる現在位置表示に加えて利用者の位置を共有する機能、リアルタイム情報としてSuicaコインロッカー空き情報の提供を追加している。なお、利用者の位置共有機能では、利用者の位置情報や移動履歴は保持・収集しないという。
ナビゲーションとしては、現在位置を表示する機能、出発地から目的地までの経路案内、目印となる施設を利用した経路ガイダンスが利用可能。
試行期間中に、利用者からのアンケートや利用状況の調査、システムの動作検証を行うとのこと。今回の試行を通じてサービス内容を評価し、今後の実用化を目指すとしている。
現在位置表示の画面イメージ |
経路案内とガイダンスの画面イメージ |
Suicaコインロッカー情報の画面イメージ |
利用者の位置共有(メール送付画面、iPhoneのみ対応) |
JR東日本アプリからの利用開始方法 |
なお、今回試行するサービスを含む研究は、大日本印刷及び日立製作所と共同で実施しているとのことだ。