日本マイクロソフトは1月13日、米Microsoftが2015年10月に発表した「Surface Book」を国内で2月4日より発売すると発表した。1月14日より予約受付を開始する。
Surface Bookは従来のSufaceシリーズとは異なり、より高性能を追求したモデルとしてノートPCをベースにした2-in-1デバイスとなっている。昨年10月の発表では「Surface Pro 4」と共に発表されたが、Pro 4は生産性の向上にフォーカスした製品であるのに対し、ハイスペックな"創造性"の向上にフォーカスした製品となる。
ディスプレイは3000×2000(267ppi)の13.5インチ液晶で、1800:1のコントラスト比やsRGB100%カバーの色再現性を達成している。ディスプレイは本体から取り外して、薄さ7.7mmのタブレットとして利用できるほか、従来通り1024段階の筆圧レベルに対応したSurfaceペン入力にも対応する。
バッテリー駆動時間は12時間で、5点マルチタッチのガラス製トラックパッドやインテル第6世代Coreプロセッサ(コードネーム:Skylake)を搭載。モデルによっては外部GPUも搭載しており、NVIDIA GeForceがキーボード側に配置されている。また、フロントカメラはWindows 10の新機能「Windows Hello」に対応しており、顔認証によるログインが可能になる。
発売は2月4日で、個人・法人ともに1月14日より予約受付が行われる。個人向けは全国の家電量販店やマイクロソフトのオンラインストア「Microsoft Store」で、法人向けでは認定SurfaceリセラーかD-VAR各社で予約・受注を受け付ける。
気になる価格だが、個人向けには4モデル、法人向けには専用の文教モデルを含む5モデルが用意される。文教モデルは、一般向けの最安モデルから「Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス」を省いたもので、17万1120円。その他法人向け製品でも、従来のSurfaceシリーズと同様にOffice製品のプリインストールがなく、一般向けよりも価格が低く設定されている。一般向けの最安は、CPUがCore i5、メモリ8GB、ストレージが128GBのモデルで20万4800円、同スペックの法人向けは19万800円となる。また、最高スペックのCPUがCore i7、メモリが16GB、ストレージが512GBの外部GPU搭載モデルは、一般向けが34万4800円、法人向けは33万800円となる。また、同時に65W電源アダプターの価格も公開されており、こちらは1万480円(いずれも税別、参考価格)となる。
また、米国で発表されている1TBモデルの国内提供について、日本マイクロソフト広報部に問い合わせたが「現時点でご案内できる情報は有りません」との回答だった。
なお、発売日発表に合わせ、日本マイクロソフトはYouTubeに日本語版のプロモーションビデオを公開している。