日本オラクルは12月14日、電力、ガスなどの公益事業者の現場作業員向けの新しいモバイル・アプリケーション「Oracle Utilities Operations Mobile Application」を提供開始した。

同アプリは、同社が公益企業向けに提供していた電力・ガス供給網管理システム「Oracle Utilities Network Management System」のラインアップの1つ。

現場作業員が現地から社内のシステムにアクセスし、配管・送電系統やネットワークの障害や供給停止に対して必要な現場作業のコスト、スピード、情報の緻密さや正確性等の課題を解決することを実現する。

具体的には、現場作業員は同アプリによって電子データをモバイル端末に取り込み、道路の閉鎖や倒木など、供給停止以外の計画外事象に関連する障害状況レポートの作成、適切な出向指示の送受信、作業完了後のレポート作成、さらにこれらのレポートの社内システムへのアップロードや可視化などを作業現場から行うことができる。

また、「ダウンロード・アンド・ゴー」という手法により、現場作業員は障害状況確認やサービス復旧作業の迅速な開始に必要なツール、システム、プロセスをモバイル端末にダウンロードして活用でき、必要なツールを効果的に利用して社内システムとの円滑な連携が可能となる。