社会にはさまざまな人がいるので、どんなタイプの人物とでも一緒に仕事ができるように努力することは重要だ。

だが、努力の範囲ではどうしようもない"有害な人"がいる。このタイプの人に出会うと努力は報われず、あなたが疲弊することになるのでできるだけ避けるべきだ。

Forbesが記事「絶対に避けたほうがよい有毒な人、10のタイプ(原題:10 Toxic People You Should Avoid At All Costs)」でアドバイスしている。

以下、どんなタイプの人間が有害なのか見ていこう。

マニピュレーター(人を操作したい人)

友達として付き合う時、このタイプは難しい。自分の思い通りに相手を動かそうとするので、時間とエネルギーを吸い取られてしまうからだ。

この人たちはあなたの好みを知っており、これを使ってあなたを操作しようとする。多くの場合が、「人から何を得られるか」を主眼に置き、行動している。友情はギブ&テイクを超えるものだが、関係性がテイクに偏っていると思ったら、要注意だ。

批判的になる

自分が好きなレストランや感動した映画……この話をする際に、何かと「知ってる、知ってる。でもそれ、つまらないよね」などと批判的なコメントを返す人がいる。

こういう人といると、ポジティブ思考どころではなく、こちらの気が滅入ってくる。個々の意見はさておき、人が喜んでいることを一緒に喜べないというタイプは、有害な存在といっても良いだろう。

羨ましがる

いつも他人を羨ましがる人や、何かと比較しては自分を卑下したり、無能だと嘆いてばかりいたりする人も避けるべきかもしれない。

「そんなことないよ。君だっていいところはたくさんある」などと励ましたところで、こちらの努力が報われないことも往々にしてある。時間とエネルギーを吸い取られてばかりの状況に陥るのは避けよう。

自分中心

自分の利益になることばかり考えている人は、周囲の人を道具のように扱う。

上司の前でチームの手柄を自分の功績にしてしまう人がこのタイプに入りそうだ。

被害者意識が強い

何らかの悲劇に見舞われた友人に同情することはもっともだが、いくら時がたってもずっと被害者意識を持つ人や過去の被害をいつまでも引きずる人も扱いが難しい。

失敗を糧に壁を乗り越えるのではなく、周囲の同情を買うのに必死だからだ。ある程度の時間がたっても被害者意識が抜けない人は、同情するだけ時間の無駄だ。

気分屋

自分の感情をまったくコントロールしない人にも気をつけよう。天気雨が降ったり、晴れていると思ったら突然雷が落ちたりするような精神状態の人と、落ち着いて一緒に時を過ごすのは難しい。

有害な人物はどう避けるべきか?

さて、避けるべき人のタイプがわかってきただろうか。次は、具体的にこれらのタイプを避けるにはどうすれば良いかを考えてみよう。

基本は、相手のダメなところを"打ち負かそう"とせずに、心理的に距離を保ってみよう。

相手の感情に反応するのではなく、事実のみに基づいて対応すること。簡単なことではないが、不可能ではない。

相手が有害だと認識することが第一歩で、相手の対応や反応を予言できるようになればしめたもの。境界線をしっかりひいて、相手の意のままに反応しないようにしよう。