アライドテレシスは11月24日、新ブランドの「CentreCOM Secure HUB」をリリースし、「AT-SH210-16GT」「AT-SH210-9GT」「AT-SH230-18GP」「AT-SH230-10GP」「AT-SH510-28GTX」の出荷を開始した。そのほかの製品は12月3日に出荷予定している。
同社は2013年より、AMF(Allied Telesis Management Framework)によるネットワーク機器の統合管理を提供しているが、新シリーズはAMF非対応のデバイスとAMFネットワークをつなげるHUBとして、全機種AMFメンバーのエッジノード機能に対応し、認証機能やループガードなどエッジ・スイッチに必要な対応機能のみに絞り込むことで従来の製品よりも低価格で提供。これにより、AMFによる利便性・工数削減効果だけでなく、導入コストの削減効果も期待できるという。
新シリーズはSH510シリーズ、SH310シリーズ、SH230シリーズ、SH210シリーズの製品ラインアップとなる。
SH510シリーズのAT-SH510-28GTXは10/100/1000BASE-Tポートを24ポート、「AT-SH510-52GTX」は10/100/1000BASE-Tポートを48ポート、両モデルにはSFP/SFP+用スロットを4スロット装備したNon-PoEモデルとし、「AT-SH510-28GPX」は10/100/1000BASE-Tポートを24ポート、「AT-SH510-52GPX」は10/100/1000BASE-Tポートを48ポート、両モデルにはSFP/SFP+用スロットを4スロット備えるPoE+対応モデルとした。
SFP/SFP+スロットは4スロットすべてを10ギガアップリンクとして利用可能であり、上位のディストリビューション、コア・スイッチに対して10ギガでの高速・大容量接続を提供。4スロットのSFP/SFP+スロットのうち2スロットにスタックモジュールを装着することでスタックポートとして動作、エッジ・スイッチでVCS(Virtual Chassis Stack)を実現し、エッジレイヤーでの機器運用管理コストの削減を実現する。
同シリーズはAT-SH510-28GTXが20万円(税別)で11月24日に発売し、AT-SH510-52GPXが40万円(同)、AT-SH510-52GTXが35万円(同)、AT-SH510-28GPXが26万円(同)で、それぞれ12月3日に発売を予定している。
また、SH310シリーズの「AT-SH310-26FT」は10BASE-T/100BASE-TXポートを24ポート、「AT-SH310-50FT」は10BASE-T/100BASE-TXポートを48ポート、SFPスロットと10/100/1000BASE-Tのコンボポートを2ポート、スタックモジュールスロットを2スロット装備し、「AT-SH310-26FP」は10BASE-T/100BASE-TXポートを24ポート、「AT-SH310-50FP」は10BASE-T/100BASE-TXポートを48ポート、SFPスロットと10/100/1000BASE-Tのコンボポートを2ポート、スタックモジュールスロットを2スロット装備している。
専用スタックモジュール「AT-StackXS/1.0」を装着することで、双方向最大4Gbpsのスタック帯域幅を持つVCS(Virtual Chassis Stack)に対応し、最大192ポートまでポートの拡張が可能なため、端末台数の多い大規模ネットワークの端末収容エッジスイッチ。
また、多ポート100Mダウンリンク、2ポートの1Gアップリンクのポート構成を活かすことで、配線設計やポート設計を変更することなく既存スイッチからシームレスな置き換えを可能とするほか、スタティックルーティング機能(16ルート)を標準装備しているため、支店や支所のような小規模ネットワークのコア・スイッチとしても利用することができる。
加えて、AT-SH310-26FPとAT-SH310-50FPの10/100BASE-TXポートはIEEE802.3at準拠のPoE+機能を搭載しており、1本のイーサネットケーブルで通信データと大容量電力供給を可能にする。AT-SH310-26FPは370Wの最大供給電力に対応しており、1ポートあたり15.4WのPoE給電時には最大24ポート、30W PoE給電時には最大12ポートまで電源供給を行う。
AT-SH310-50FPは370Wの最大供給電力に対応しており、1ポートあたり7.0WのPoE給電時には最大48ポート、15.4WのPoE給電時には最大24ポート、30WのPoE給電時には最大12ポートまで電源を供給。
同シリーズはAT-SH310-50FPが33万6000円(税別)、AT-SH310-50FTが30万円(同)、AT-SH310-26FTが12万円(同)、AT-SH310-26FPが20万円(同)で、いずれも12月3日に発売を予定している。
さらに、SH230シリーズのAT-SH230-10GPは10/100/1000BASE-Tポートを8ポートとSFPスロットを2スロット、AT-SH230-18GPは10/100/1000BASE-Tポートを16ポートとSFPスロットを2スロット、「AT-SH230-28GP」は10/100/1000BASE-Tポートを24ポートとSFPスロットを4スロット装備。10/100/1000BASE-TポートはIEEE802.3at準拠のPoE+機能を搭載しており、1本のイーサネットケーブルで通信データと大容量電力供給を可能にする。
そのほか、AT-SH230-10GPでは124Wの最大供給電力に対応しており、1ポートあたり15.4W PoE給電時においては最大8ポート、30W PoE給電時には最大4ポートまで電源供給を行う。AT-SH230-18GPでは247Wの最大供給電力に対応しており、1ポートあたり15.4W PoE給電時においては最大16ポート、30W PoE給電時には最大8ポートまで電源を供給。AT-SH230-28GPでは370Wの最大供給電力に対応しており、1ポートあたり15.4W PoE給電時においては最大24ポート、30W PoE給電時には最大12ポートまで電源供給を行う。
同シリーズのSFPスロットにはオプション(別売)のSFPモジュールを追加することにより、ギガビット光ポートの実装が可能。フルポート給電とギガビットイーサネットに対応する同製品は、大容量電力と高速通信が同時に必要となるHD対応のネットワークカメラやIEEE802.11n/acに対応する無線LANアクセスポイントの集約スイッチだ。
同シリーズはAT-SH230-18GPが16万円(税別)、AT-SH230-10GPが9万8000円(同)でそれぞれ11月24日に発売し、AT-SH230-28GPが20万円(同)で12月3日に発売を予定している。
また、SH210シリーズのAT-SH210-9GTは10/100/1000BASE-Tポートを8ポートとSFPスロット1ポート装備、AT-SH210-16GTと「AT-SH210-24GT」は10/100/1000BASE-Tポートを16/24ポート装備し、そのうち2/4ポートがSFPスロットとのコンボ(共有)ポートとなる。
SFPスロットはオプション(別売)のSFPモジュールの追加により、ギガビット光ポートの実装が可能とし、ファンレス設計により静音で小型なため設置場所を選ばないとしている。同シリーズはAT-SH210-16GTが9万5000円(税別)、AT-SH210-9GTが6万3000円(同)でいずれも11月24日に発売し、AT-SH210-24GTが14万円(同)で12月3日に発売を予定している。