東京都・羽田空港のディスカバリーミュージアム(国内線 第2旅客ターミナル内)は、徳川家康にまつわる品々を展示する「徳川ミュージアム所蔵品精選 徳川家康 天下泰平の軌跡」を開催している。会期は前期が11月10日まで、後期が11月12日~12月13日。入場無料。

「軍扇 日の丸図」徳川ミュージアム所蔵

「黒地葵紋金蒔絵印籠」徳川ミュージアム所蔵

「金小札緋縅具足(部分)」徳川ミュージアム所蔵

同展は、約100年に及んだ戦国乱世を終息させ、260年余りの泰平の世の礎を築いた武将、徳川家康にまつわる名品を展示するもの。関ヶ原の合戦で家康が使用したといわれる「軍扇 日の丸図」、「銀采配」、「槍」のほか、家康が豊臣秀吉との対局の際に使用したと伝わる「碁盤 銘 舞葡萄」や、水戸徳川家が伊達政宗より譲り受けた「刀 燭台切光忠」などが一堂に展示される。なお、会期中、前期・後期で一部の作品の展示替えが行われる。

「刀 燭台切光忠 伊達政宗所用」鎌倉時代中期(13世紀)
伊達政宗が家来を燭台ごと切ったという名刀。水戸徳川家2代光圀(1628~1700)が政宗から得たと伝わる。

また、学芸員によるギャラリートークが期間中、毎週水曜日の14:00~と16:00~に実施予定となっている。申込不要、参加無料。