アライドテレシスは10月21日、エンタープライズ市場向けSDN(Software-Defined Networking)/OpenFlowの新製品「AT-SecureEnterpriseSDN Controller(AT-SESC)」および「OpenFlowライセンス」の出荷を開始した。
同社の企業向けSDNソリューション「SES(Secure Enterprise SDN)」は、ユーザーが無線・有線LANを意識せずにネットワークを利用できるとともに、既存のネットワークとSDNのハイブリッド型ネットワークの提供が可能なため、小規模からの導入が可能。
AT-SESCはSESのラインアップの1つで、利用者端末のアクセス認証およびアクセス制御を管理し、OpenFlowライセンスを適用した同社製ネットワーク装置へのアクセス制御を行うコントローラだ。
AT-SESC自体の設定による端末の通信制御機能(スタンドアローン動作)のほか、North Bound Interface/APIによるアプリケーション連携の端末の通信制御機能もサポートしている。また、SDNコントローラ¥基本ライセンス(10IP)と追加ライセンス(10IP)からなり、それぞれ1年間/5年間いずれかのソフトウェア・ダウンロードサービス行使権利がバンドルされている。
一方、OpenFlowライセンスは、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN APのAT-TQ4600/AT-TQ4400ならびにIEEE 802.11a/b/g/nに対応した無線LAN APのAT-TQ3600用とユニファイドマネージメント・スタッカブルスイッチのAT-x930シリーズ、ギガビット・インテリジェント・スタッカブルスイッチのAT-x510/AT-x510Lシリーズ用のライセンス製品で、保守行使権利がバンドルされている。
各製品の標準価格は税別で「AT-SESC-BaseST(AT-SecureEnterpriseSDN Controller 基本ライセンス(10IP))」「AT-SESC-10-Lic(AT-SecureEnterpriseSDN Controller 10IP追加ライセンス)」が各40万円、「AT-TQ4000-FL15(AT-TQ4400/TQ4600用OpenFlowライセンス)」「AT-TQ3600-FL15(AT-TQ3600用OpenFlowライセンス)「T-x510-FL15(AT-x510/AT-x510Lシリーズ用OpenFlowライセンス)」が各5万5000円、「AT-x930-FL15(AT-x930シリーズ用OpenFlowライセンス)」が10万円。