ハンドリームネットは9月30日、ウィルスの拡散を防止するセキュリティアプライアンSubGate(ス「サブ・ゲート)」の最新版「SG2200シリーズ」を発表した。
SubGateは、ウィルスに感染した際に特徴的な通信のふるまいを瞬時に検知するセキュリティアプライアンスに、L2(レイヤー2)スイッチ機能を搭載したもの。
クライアントに最も近いLANスイッチで疑わしいクライアントを自動的に遮断し、ウィルスのLAN内拡散を防ぐことで、感染したクライアントからの情報漏えいを防げる。企業や工場、大学などを中心に国内で約4万台が導入されている。
SG2200シリーズは、スイッチチップなどに汎用性の高い部品を採用したことで、安定供給と高品質確保を実現しながら従来モデルと同等の価格で提供する。ラインアップは複数用意する。
8ポートタイプのモデルは、スイッチング容量が20Gbpsから24Gbpsに、パケット処理能力が14.8Mppsから17.8Mppsに、それぞれ1.2倍となったほか、SDRAM容量は256MBから512MBの2倍となった。
ここに新たに、スイッチング容量40Gbps、パケット処理能力が29.7Mpps、SDRAM容量は512Mの16ポートタイプのモデルを追加した。
アップリンクポートは従来のコンポ(Combo)ポートでなく、アップリンクポートをSFPポートで使用する場合は、可用ユーザポート数が2つ増える。
LANケーブル経由で電源を供給するPoE(Power over Ethernet)を搭載したモデルで、給電能力が既存の「SG 2000シリーズ」の2倍となり、全ポートで30W給電が可能となった。
SG2200シリーズのラインアップは以下の通り。
「SG2212G」:ギガビットEthernet(8ポート) 対応モデル
「SG2212GPoE」:ギガビットEthernet(8ポート) VoIP、無線アクセスポイント対応モデル
「SG2220G」:ギガビットEthernet(16ポート) 対応モデル
「SG2220GPoE」:ギガビットEthernet(16ポート) VoIP、無線アクセスポイント対応モデル
「SG2228」:100Mbps Ethernet(24ポート) 対応モデル
「SG2228PoE」:100Mbps Ethernet(24ポート) 対応、VoIP、無線アクセスポイント対応モデル
「SG2228G」:ギガビットEthernet(24ポート) 対応モデル
「SG2228GPoE」 ギガビットEthernet(24ポート) VoIP、無線アクセスポイント対応モデル
販売・出荷開始時期は、12月1日を予定しているほか、8ポートタイプの「SG2212G」および「SG2212GPoE」は12月中、その他のモデルは2016年1月より順次出荷予定だという。
参考価格は、「SG2212G」が21万5,000円、「SG2212GPoE」が29万円、「SG2220G」が40万円、「SG2220GPoE」が56万円となる。販売経路は、ハンドリームネットと同社販売パートナー経由となる。