角川アスキー総合研究所は9月29日、リアルタイムトレンド解析サービス「Realtime trendanalytics」を開発し、サービス提供を開始したと発表した。

同サービスは2015年4月1日にNTTデータと東京大学生産技術研究所 喜連川研究室、Twitterの協力のもと、角川アスキー総合研究所主催のイベント「CatchTheMoment」にて発表した技術を元に開発したもの。エンタテインメントジャンルに特化した解析を行うため、エンタテインメントコンテンツ名と共に書かれる頻度が高いワード群を抽出し「感動語」と定義。その感動語を含むツイートをエンタテインメント分野におけるツイートと定義し、そのツイートデータを喜連川研究室が持つ高速言語解析エンジンと、同社で開発したフィルタリング技術を組み合わせ、リアルタイムに解析する。

「Realtime trendanalytics」画面イメージ

主な機能として、直近30秒間のランキングを表示できる「超高速リアルタイムランキング」、そのワードが含まれるツイートのポジティブな割合、一緒にツイートされているワードの抽出、そのワードの出現率(レーティング)、そのツイートのリツイートの割合(リツイート率)を解析できる「ワード別解析」、ワードごとにアラートメール発行基準(上昇率、順位)を設定することで、特定のワードの出現率が急上昇、もしくは上位にランクインしたタイミングをメールで通知する「アラートメール機能」があり、このほか過去3カ月にさかのぼって個別ワードのポジティブな割合、一緒にツイートされているワード(形容詞や動詞も含む)の抽出、そのワードの出現率(レーティング)の分析も可能なプランも用意されている。

同社は、広告配信タイミングや内容の最適化、イベント参加者の感想把握、競合商品との評判比較、ユーザー対応の最適化といったシーンでの同サービスの活用を想定している。

価格は、リアルタイムランキング生成、リアルタイム個別ワード解析、カスタム辞書50ワードの設定が可能な「リアルタイムプラン」が初期登録費10万円、月額利用費20万円。リアルタイムプランに加え、3カ月のアーカイブ解析、カスタム辞書100ワードの設定が可能な「+アーカイブプラン」が初期登録費20万円、月額利用費40万円となっており、予算に応じて対応可能な一業種一社限定の「パートナープラン」もある。なお、12月31日までに申し込むと初月が無料となるキャンペーンが実施されている。