ジョブウェブは、 2015年7月24日~31日に、2016年度新卒採用実施企業を対象に採用活動に関する調査を行い、「16年卒採用の終了判断、時期」また「17卒採用との工数バランス」に関する結果を公表した。

本調査は、2016年度新卒採用実施企業58社を対象に行われたもの。調査によると、17卒よりも16卒採用に工数を割いている企業は全体の74.1%、17卒と同数以上の工数を割いている企業を合わせると81.0%という結果となった。採用予定人数が30名以上の企業では、17卒に工数を割いている企業は1割以下だった。

「16年卒採用、17年卒採用のどちらに工数を割いていますか」に対する回答

16卒採用活動の7月末までの内定充足率については「7割以上に内定を出せる」企業は全体の65.5%で、4月から同調査を行ってきた中で初めて半数を超えた。また、現在も16卒採用を実施中の企業のうち、採用を終了する際の判断方針として「時期を問わず採用予定人数に至るまで続ける」は58.8%で、「時期が来たら採用人数に満たなくても終了する」の41.2%を上回った。

17卒採用の母集団を形成し始めた時期、もしくは形成し始める予定については、「2015年10月」と「2015年12月以降」と回答した企業がそれぞれ22.4%で最多を占めた。同調査を実施した「2015年7月」時点で、母集団形成を行っている企業は全体で約3割となった。

17卒採用のインターンシップについては「実施中」が10.3%、「実施予定」が46.6%で、「できれば実施したい」の19.0%を含めると合計75.9% の企業が実施に前向きなことがわかった。実施予定時期は、「夏(7~9月)」39.1%、「冬(12~2月)」32.6%、「秋(10~11月)」15.2%で、夏に続いて冬の実施が人気があった。