インターネットイニシアティブ(IIJ)は8月6日、LTE-Advancedに対応したSIMフリーのモバイルWi-Fiルーター「Aterm MR04LN」の提供を開始すると発表した。20日より受注を開始する。
Aterm MR04LNは、クアッドバンドLTE、キャリアアグリゲーションになどの高速通信機能を対応。クアッドバンドLTE(2GHz、1.7GHz、1.5GHz、800MHz)に対応し、安定したLTE通信を実現する。
テザリング機能は、無線LANやUSB接続に加えて、消費電力が少ないBluetoothテザリングにも対応する。Bluetoothテザリングで、最長で約24時間の連続通信が可能となる。
2枚のSIMを同時に挿せるデュアルSIM仕様で、ビジネス用/プライベート用など、用途に応じて2枚のSIMカードを抜き差しすることなく、通信サービスを切り替えて使える。
プランは、NTTドコモのLTE/3G網を利用した「IIJモバイルサービス/タイプD(定額プランL、三段階定額プランL)」、「タイプDS(定額プランL)」を用意する。また、10月中を目処に、KDDIのau 4G LTE網を利用した「タイプK」も導入する予定だという。
端末の主な仕様は、サイズが高さ111mm×幅63mm×厚さ11mm、重量が約111g(本体のみ)、電池パックが2,300mAh(3.7V)、充電用端子がmicroUSB、SIMカードスロットがmicroSIM×2。
同時接続台数は、Wi-Fiが16台、Bluetoothが5台、USBが1台。国際ローミングはGSMと3Gに対応する。
連続待受時間は、ウェイティング時が約30時間、休止状態時約250時間、休止状態時(リモート起動を使用していない場合)が1000時間。連続通信時間はWi-Fiテザリング時が約12時間、Bluetoothテザリング時が24時間。