楽天および楽天グループ各社は6月22日、同日より新たに本社となる二子玉川の新社屋(「楽天クリムゾンハウス」)に順次移転を開始すると発表した。従業員が多くの時間を過ごすオフィス環境をハードとソフトの両面で整え、さらなる成長を目指す。
地上30階・地下2階建てのオフィス・ホテル棟の内、地上2階から27階(隣接する「楽天クリムゾンハウス アネックス」の3階・4階も占有)を占有。入居人数は約1万人となる新社屋では、IT環境をさらに整えるとともに、さまざまな特長を備えたシステムや設備、施設を導入しており、生産性と効率性の向上が期待される。
ハード面では、ビデオカンファレンスシステムの全社的拡充によるユニファイド・コミュニケーション強化、パーティションの少ないオープン空間などによる、自由な意見交換を促進してイノベイティブな発想を刺激するオフィス設計などを導入した。また、高さを調整可能な電動昇降式デスクを全社的に導入し、従業員が好みの高さで仕事ができるようになっている。
ソフト面では、まず、これまで無料だった朝食と昼食に加え、夕食も無料で提供されるカフェテリアがあげられる。ここでは宗教上の規定に対応したメニューも拡充している。ほかには、マッサージなどが受けられるリラクゼーションスペースや、短時間の仮眠スペース、イスラム教徒などの礼拝室、LL教室を備えた語学学習ルームを設置。また、オフィス内託児所を新設した。そのほかにもヘアサロンなどが新設されている。