インタープレイテクノロジーは6月16日、デジタルサイネージ向けプラットフォーム「InterPlay Signage」の最新版に、コンテンツとしての電話発着信機能を追加した。

これにより、サイネージのコンテンツとして簡単に電話機能を利用できる環境を構築。ユーザーは、コンテンツを差し替えることで、用途に合わせてUIを直接カスタマイズできる。

写真で選びやすい電話帳

同社によるとこれまで、サイネージやタブレットなどで電話機能を利用する場合、専用のIP電話アプリを利用する必要があった。加えて、電話利用時に専用アプリを起動する必要があるほか、用途に合わせたカスタマイズに制限が設けられているにも関わらず、高額の変更費用がかかるなどさまざまな制約があったという。

システム概念図

「InterPlay Signage」の電話機能では、連絡が入った際、自動でフォトフレーム画面から電話画面に切り替わり、会話が終了すると元の画面に戻る仕組みを採用。インタープレイテクノロジーのIP-PBXを介することで、公衆電話網を通じた固定電話や携帯電話との発着信のほか、マンション内やホテルなどでも無料の内線電話として利用できる。

現状では音声通話のみの提供となるが、同社は2015年内にTV電話機能も追加実装する予定。最新版は、介護付きマンションや施設、ホテル・旅館・観光施設などを中心に販売していく考えだ。