BIGLOBEは5月20日、企業のWebサイトをサイバー攻撃から防御するクラウド型WAF(Web Application Firewall)の提供を開始した。企業の利用スタイルに応じて、月額2万8000円(税別)からの従量課金制サービスと、月額5万6810円の定額制サービスが選べる。

WAF(Web Application Firewall)は、Webサイト上のアプリケーションを不正な攻撃から守るファイアウォール。クロスサイトスクリプトやSQLインジェクション、セッションハイジャックといったアプリケーションの脆弱性を狙う攻撃を自動で検知し、問題の無いリクエストだけを通す。

クラウド型WAFは、低コストでサイバー攻撃者の侵入をブロックできるほか、緊急パッチが必要なアプリに対し、適用が完了するまでのリスクを低減できる利点がある。また、専門のIT管理者がいない企業でも、即時にセキュリティ向上が期待できる。近年、セキュリティ対策が十分ではない中小規模の企業のWebサイトを狙ったサイバー攻撃が急増しているが、こうした脅威の対策として活用が見込まれる。

クラウド型WAFの特徴

サービスを利用する場合、企業Webサイトへのアクセスデータが月間330GBまでなら従量課金制が安価だという。また、大量のトラフィックを有するWebサイト向けに定額制も用意される。

クラウド型WAFの料金表