マイクロソフトは4月23日、オンライン・サービス・バグ発見報奨金プログラムの発展とProject Spartan新規報奨金プログラムの立ち上げ、緩和策バイパス報奨金プログラムの改定を発表した。
同社のクラウド・プラットフォームであるAzureと、ユーザーが多くのデバイスやプラットフォーム間でアイデアを表現することができるwebアプリケーションであるSway.comに関して、オンライン・サービス・バグ発見報奨金プログラムの最大支払額を増額。重大なバグや影響力が強く、より優れたバグの報告に対して、最大1万5000ドルを支払うという。
また、4月22日~6月22日(現地時間)まで実施される、Windows 10テクニカルプレビューに関連する新たな報奨金プログラムである「Project Spartanバグ報奨金プログラム」についても最大1万5000ドルを支払う。Project Spartanは、Windows 10より搭載される新世代のブラウザ。
現在実施中である、緩和策バイパス報奨金プログラム、および防御策ボーナス報奨金プログラムでは、同社がリリースした最新バージョンのOS(現在Windows 8.1およびWindows Server 2012 R2)において、ASLRやDEPといった有効な緩和策をバイパスする新たな手法に対して最大1万ドルを、報告済みのバイパスに対して実行可能な防御策には5万ドルの賞与を支払う。
マイクロソフトは、多くのユーザーを保護する最善策として、マイクロソフト報奨金プログラムを定期的に運営していくとしている。