台湾のNASベンダーであるSynologyは4月14日に、1ユニット4ベイのラックマウント式NAS「RackStation RS815」を発表した。

RackStation RS815

同製品は、設置スペースと予算が制限されているような中小企業に適した、小型製品となっている。前身モデルのRS814よりも37%小型化し、奥行きが約290mmのコンパクト設計。販売予想価格は10万円台前半(税別)とされている。

同製品の内部には、メイン CPUの全体的な性能を高める浮動小数点ユニットが内蔵されたデュアルコア CPUや1GB RAMが搭載されており、作業効率を向上させている。Windows環境でRAID 5構成の場合では、平均読み取り速度216MB/秒以上、書き込み速度121MB/秒以上の性能を発揮するという。また、拡張ユニットRX415に接続することで、最大8台のドライブにスケールアップもできる。

同製品はSynology NAS専用のオペレーティングシステム、「DiskStation Manager(DSM)」上で作動する。

互換性のあるドライブタイプは下記のとおり。

  • 3.5インチ SATA III / SATA II HDD
  • 2.5インチ SATA III / SATA II HDD
  • 2.5インチ SATA III / SATA II SSD