住友電工情報システムは4月15日、100TB超のデータ容量に対応した全文検索・情報活用システムの最新版「QuickSolution10」を販売開始した。同製品は、検索インデックス構造や検索アルゴリズムを一新することで、従来製品から性能を大幅に向上させたという。
1台の検索サーバで20TB5000万ファイルのファイルサーバを検索でき、複数のサーバを連携させれば100TB超の大容量データにも対応可能。
従来製品に比べて検索速度が向上した一方、検索サーバに必要なディスク容量やメモリ容量は少なくて済むようになっており、高速・大容量の検索システムを少ない投資で構築することができる。具体的には、位置考慮のあいまい検索の性能が数倍~最大20倍になり、必要なディスク容量が2分の1から7分の1になった。
そのほか、スマートデバイス用の操作画面を全面的に見直し、スマートフォン、タブレットそれぞれのデバイスの特性を生かした画面遷移や入力方法となった。
基本モデルとフルスペックの拡張モデルが用意されており、いずれもファイルサーバ、Webサイト、データベースなどを標準で検索可能。
それぞれのモデルは検索対象のデータ容量に応じて、エントリーからエンタープライズGrade20まで7つのエディションに分かれており、用途に合わせて最適なモデル、エディションを選択可能できる。本体標準価格は80万円から(税別)。