シマンテックは4月13日、インシデントレスポンスサービスを複数の市場で新たに提供すると発表した。

これにより、企業のセキュリティ要件のサポートやセキュリティの継続的な強化、インシデントの早期回復と、包括的なサポート態勢を強化できるとしている。

今回提供を開始するのは、「シマンテック インシデントレスポンス 緊急レスポンスサービス」と「シマンテック インシデントレスポンス リテーナーサービス」の2つ。

インシデントレスポンスサービス 運用イメージ

「シマンテック インシデントレスポンス 緊急レスポンスサービス」は、サイバー脅威によってインシデントが発生した場合に、業務への影響を最小化しつつ、インシデントの解決、業務への早期復帰、インシデントの再発防止を支援する。

157カ国以上で、約5760万件の攻撃センサーを用いて脅威動向を監視している同社の広範なグローバルインテリジェンスネットワークを活用し、不正アクセスに関する背景情報なども提供を行う。

シマンテックは、対応結果を包括的なレポートとして提示。現時点で同サービスは、北米、英国、および一部のアジア太平洋地域で利用可能で、日本における提供は順次行うとしている。

「シマンテック インシデントレスポンス リテーナーサービス」は、セキュリティインシデントの影響を最小化するため、既存のインシデントレスポンスプロセスの評価、整理を行う。顧客が実施するべき対応プロセスや事前に実施するべき防止策を認識させることで、事後対処型のアプローチから未然防止型のアプローチへの移行を促す。

これにより顧客が、セキュリティを考える上で必要なプロセスを継続的に正しく運用できるサイクルが実現できるとしている。