エムキューブは3月12日、製薬会社向けの新たなWeb講演会サービス「pkgQ(パッケージキュー)」を発表した。4月1日より本格的に提供開始する。
同社は、2014年4月にエムスリーとブイキューブの合弁会社として、製薬会社と医療機関や医師など医療従事者がコミュニケーションできるプラットフォームの開発とサービス提供を開始。新サービスは同社にとって初の医療業界向けソリューションという。
同サービスはエムスリーが運営する医療ポータルサイト「m3.com」と連携し、従来の講演会では難しかった全国からの集客を容易にするとともに、受講医師個々のニーズの把握が可能で、医師への円滑な医薬品情報の提供やサポート活動(マーケティング活動)を行えるとしている。
また同サービスはWeb講演会のライブ配信システム提供に加え、効率的なマーケティングを実現させるために必要な集客や運営、開催後のフォローもサポートしているという。
例えば、症例データの写真や動画を、高画質で効果的に用いた説明が可能であり、リアルタイムのアンケートや質問など、講師と受講者の間で双方向性のWeb講演会を実現できるとしている。受講する医師はPCの他、スマートフォンやタブレット端末から専用のアプリをインストールせず受講可能であり、開始時間に遅れた場合でも冒頭からの追いかけ視聴や録画コンテンツでの視聴が可能とのことだ。
さらに、配信専用スタジオや専任のプロデューサーによる配信サポートもある。
同社では同サービスを利用することで、製薬会社はMR(医薬情報担当者)による病院の個別訪問ではサポートしきれなかった医師からの要望を把握し、適切なタイミングで情報提供を行えるとしている。医師は自宅や勤務先などから「いつでも、どこでも」気軽に情報収集できるとのことだ。