KDDIは2月4日、小型の位置情報端末「TLI300A」の開発・製造を発表した。この製品は、位置情報端末を活用した法人の顧客向けサービスを提供するロケーションよりKDDIが開発を受託し、製品化している。

位置情報端末「TLI300A」

TLI300Aは、通信モジュールの評価キットなどを手がけるワイヤレスデザインとKDDIが共同開発を行っている。これまでの同等製品と比較して小型化しており、かつ約4週間の長時間利用を実現した。

定形郵便物や小物入れにも収納することができるため、郵送物の位置追跡や子どもの居場所確認にも活用できる。防犯・セキュリティ業界や介護・福祉業界など、位置情報を必要とする分野に広く訴求していくという。

KDDIは今回、ワイヤレスデザインとB2Bサービスを提供するロケーションを商社のようなポジションでマッチングさせている。今後もこうした技術力を持つ中小企業と、通信を用いたサービスを手がける企業との連携を進めていくとしている。