ネットアップは1月28日、新製品としてオールフラッシュ アレイ「NetApp EF560」とEシリーズ「NetApp E5600」ハイブリッドアレイを発表、同日から提供を開始した。新しいホストインタフェースとして、12Gb SAS、56Gb InfiniBandに対応している。
最小構成価格(税別参考価格)はEF560が1,540万円~、E5600シリーズが870万円~。
「EF560」は、新たなIntel CPUの搭載、それに最適化したファームウェアの強化により、IOPSを65万以上に向上させている。最小構成はSSD×6からスタートし、2Uの場合でSSD×24、最大SSD×120(38TB)まで拡張できる。主な用途は、データベース、データ分析、オンライントランザクション処理(OLTP)などを想定している。
「E5600」は、EF560のフラッシュ最適化機能を活用した、SSDと従来のHDDの両方を搭載したハイブリッドSANストレージ製品。12GB/秒の帯域幅を持ち、最大384ドライブ(2.3PB)まで拡張できる。主な用途として、データウェアハウス(DWH)、電子メール、バックアップなど、大容量を必要とするSANアプリケーション向けを想定している。
また、Eシリーズ向けOS SANtricity OSやSANtricity Storage Managerもバージョンアップが行われている。
米NetApp 製品オペレーション担当 バイス プレジデント Ty McConney氏は、フラッシュはどんどん普及しており、IDCからは、ネットはフラッシュのNo.2のポジションをいただいている。新製品は、とくにデータベースの高速化に寄与する」と語った。
また、同社のオールフラッシュ製品にポートフォリオの棲み分けでは、FlashRayが共有ストレージ向け、EFシリーズが専用ストレージ向けだと説明した。