リクルートライフスタイルは、同社が運営する無料のPOSレジアプリ「Airレジ」の英語版を1月6日にリリースしたと発表した。まずはAndroidタブレット版から対応し、134の国と地域でGoogle Playからダウンロード可能となる。
「Airレジ」は、小売業、飲食業、各種サービス業に必須のレジ業務をスマートフォンやタブレットで行える無料のPOSレジアプリで、2013年11月19日にサービス開始以来、1年間で利用に必要なアカウント数が10万を突破。スマホやタブレットにアプリをインストールするだけでPOSレジを導入できるため、POSレジ導入にかかる初期費用を大幅に抑えられる。
日本国内においては、グルメ・クーポン情報サイト「ホットペッパー グルメ」やリクルートポイントのポイントアプリ「Airウォレット」など、リクルートライフスタイルが運営するサービスとの連携による店舗の集客面でのサポートや、モバイル決済サービス「Square」や全自動のクラウド会計ソフト「freee(フリー)」との連携による、店舗のコスト削減、業務負荷軽減の面でのサポートも開始している。
今回、リリースする英語版は、まずは簡単なPOSレジアプリとして機能を絞り、一方で各国の商習慣に合わせたカスタマイズができるアプリとして、現行の「Airレジ」とは別アプリとして提供する。通信環境が整っていない地域でオフラインでも使えることなどを重視し、シンプルな無料のPOSレジアプリとするが、今後はカード決済、会計ソフトとの連携、予約管理・顧客管理・在庫管理などの機能や、各種OS・デバイスへの対応、英語以外の言語への対応をはじめ、国内向けと同等の使用感が実現できるように努めるという。
その他の英語版独自の機能には、「小数点に対応し、各国の通貨で利用可能に」「各国の税制にあわせて消費税などをカスタマイズ可能。複数の税や端数切り捨てを考慮可能」「157種類の通貨の中から、1つを選択。会計画面に通貨名が表示される」「各国のタイムゾーンを選択可能」「メニューは英字以外にタイ文字、アラビア文字など入力可能。文字化けせずレシートにも印字できる」といったものが用意されている。