リクルートテクノロジーズは12月26日、ITエンジニア441名を対象に「ニュースアプリに関するアンケート」を実施し結果を発表した。同調査は、ITエンジニアが日頃、どのように情報収集しているのかを明らかにすることを目的とする。

認知度と利用率は一致しない?

これによると、「最も認知度の高いニュースアプリ」は、Yahoo!ニュース(83.7%)という結果に。次いで、グノシーが70.5%、LINE NEWSが62.3%、SmartNewsが60.5%となった。

「これらニュースアプリを聞いたことがありますか? (n=441)」 資料 : リクルートテクノロジーズ

一方、各アプリにおいて「聞いたことがある」と回答した人に対し、実際にそのアプリを使用しているか尋ねたところ、「頻繁に使用している」と回答したのは、SmartNewsが24.0%で1位、Yahoo!ニュースが23.0%で2位。

認知度で2位を取得したグノシーや3位のLINE NEWSはいずれも、「頻繁に使用している」と回答した割合がSmartNewsやYahoo!ニュースの半分以下にとどまり、認知度の高さと使用率の高さが必ずしも一致しないことが分かったという。

「これらのニュースアプリを使用していますか?」 資料 : リクルートテクノロジーズ

では、使われるニュースアプリのカギとは?

同調査では、SmartNewsやYahoo!ニュースなど、使用率が高かったアプリについて頻繁に利用する理由も尋ねた。

これによると、SmartNewsは「オフラインで閲覧できる」、Yahoo!ニュースは「以前から使っている」「定番」といった特徴的なコメントが見られたほか、両者に共通して「見やすい」や「使いやすい」といったUI/UXを評価するコメントが約3割を占めた。

一方、それ以外のアプリについて利用しない理由を聞いたところ、「見づらい」「使いづらい」という意見に加え、「情報過多」等の意見が見られたという。

これら結果を受け、リクルートテクノロジーズは、ニュースアプリは大量の情報を「わかりやすく」集約する役割が期待されており、UI/UXの充実度がユーザーの満足度に大きく関わっていると分析する。