SAS Institute Japanは12月9日、リスク管理機能と財務機能を統合する新製品「SAS Capital Planning and Management」の国内提供開始を発表した。

同製品は、外部のシステムとの円滑な連携機能を備えながら、リスクデータと財務データの統合を強化して銀行・一般事業法人の経営管理業務の円滑化を実現する。

銀行・一般事業法人の資金・財務部門において財務、ビジネス戦略、リスク管理のデータを統合・分析することで、資本の配分、最適化計画を一元管理し、全社的なビジネス戦略の推進において、同製品は利用できる。

また、単一のフレームワークで管理することにより、ビジネス部門の戦略を反映しながら、資金部門は信頼性の高い計画とストレステスト・シナリオを作成でき、財務部門は経済活動および規制における資金調達要求にリアルタイムで対応することが可能となっている。

同製品は各事業部門からデータが集約される中央センターとして機能するため、財務、市場リスク、信用リスクの各部門がこれらのデータを活用して、金融機関が守るべきBasel IIIやCCAR(包括的資本分析および検査)などの法規制に対応できるようにする。