凸版印刷は11月18日、8Kを超えるリアルタイム生成映像出力を実現する高解像度・多画面対応型VR技術を開発したと発表した。
VR技術は、8Kを超えるVR映像をリアルタイムに生成し、大きやさ解像度の異なる複数のスクリーンに表示できるというもの。コンテンツの出力には、凸版印刷が独自に開発したミドルウェア「トッパンVRエンジン」の機能拡張版を利用している。
複数の投影装置に伝送される映像をマルチGPUが制御することにより、1台のワークステーションからフルHDの32倍の高解像度映像を出力する。また、ワークステーションを複数つないでクラスタ化することで、コンテンツの特性に合わせた最適なシステムと投影レイアウトを構築できるという。
なお、VR技術は11月19日~21日まで幕張メッセで開催される「2014年国際放送機器展」において、東京国立博物館が所蔵する重要文化財「洛中洛外図屏風(舟木本)」のアーカイブデータをVR化して公開する。