ジャストシステムは、オールインワンBIツールの最新版となる「Actionista! 2.0(アクショニスタ 2.0)」の発売を12月8日より開始すると発表した。価格は、基本モデルの「Basic Edition」が820万円(税別)となる。
「Actionista!」は、販売分析や生産分析、財務会計分析など、企業内のさまざまな業務システムに蓄積された膨大なデータの集計や分析、レポーティングに活用できるBIツール。専門スキルがなくても、データを容易に取り込めむことが可能で、誰でも本格的なデータ分析を行える。これにより、日々の運用の手間を軽減し、企業内のデータ集計や分析、レポーティングにかかるコスト削減を推進するという。
今回発表した新バージョンでは、分析データをさまざまな業務システムで活用できるように強化。作成した集計表やチャートを、企業内のポータルサイトやWebシステム上に表示でき、クライアントフリーのため、全社単位で即時に情報共有できるほか、全社員が集計表やチャートを用いた分析を行うことが可能だ。
また、集計表のデータを定期的にExcelやCSVに自動出力し、他の業務システムやツールでの二次活用を容易に実現。同社製品となるノンプログラミングWebデータベースソフト「UnitBase」との連携も可能で、複数のデータベースを分析対象に設定し、まとめて分析が行える。
さらに、ユーザーから要望が高かった、日付データからどの作業やメンバーにどれだけの工数がかかっているかの算出や、財務会計データからセグメント別に収支を算出するといったことが可能になった。また、アクセス制御の強化により、同一のダッシュボードでも、利用者ごとにアクセス権を設定し、必要なデータのみを集計分析の対象とすることができる。