Boxは11月14日、クラウド型ファイル共有サービス「box」用のiOSアプリおよびWeb版の最新情報を公開した。

iOS用のアプリは最新版の「3.5」」を公開。アプリ画面のレイアウトを刷新し、Boxウィジェット上に最近使用したファイルを5つ表示されるようになったほか、「お気に入り」やオフラインファイル/フォルダへのワンタッチアクセスが可能になった。

iPhoneの画面上で上から下にスワイプするだけで、最近使用したファイル上位5つが表示される

また、Box Noteの新規作成、写真やビデオの保存といった新機能を追加したほか、お気に入り機能の使い勝手の向上を図った。

お気に入り内ではファイルやフォルダに目印を付けて目立たせられる

さらに、iOS 8の指紋認証機能である「Touch ID」に対応させた。Tパスコードの代わりにTouch IDを使用することで、Boxアプリに直接アクセスできる。

Touch IDを利用すれば従来からのパスコードを使わずに直接アクセスできる

Web版は、コラボレーション機能に2つの新機能を追加する。1つ目は管理者が信頼できるドメインを管理できる「セーフリスト」機能で、これにより、従業員が信頼できる企業からのみコラボレーターを招待したり、招待を受けたりすることができるようになる。

2つ目は、顧客やパートナーなど、社外でコンテンツがどのように閲覧されているかを明確にする「レポート」機能の導入だ。

コラボレーション以外では、画面レイアウトを改善して見やすくするほか、アプリ版と同様にお気に入りを使えるようにする。お気に入りをContent APIに追加するため、Boxプラットフォーム上に実装されたアプリケーションでも活用できるようになる。

Web版の画面レイアウトは、メールソフトの受信トレイ風に改善した

Web版は、近日中のバージョンアップを予定している。