伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、クラウドサービスを使用してネットワーク全体を統合管理するアプライアンス製品「Cisco Meraki」の取り扱いを開始すると発表した。

Cisco Merakiには、Wi-Fiアクセスポイント「MRシリーズ」、セキュリティアプライアンス「MXシリーズ」、L2/L3スイッチ「MSシリーズ」があり、各機器の設定やネットワーク全体の構成変更を、クラウドを通じて行うことができる。CTCは製品の販売から設定、構築、保守サポート、運用代行サービスまでを提供する。

「MRシリーズ」

「MXシリーズ」

Cisco Merakiは、企業のネットワークをクラウド上で管理でき、拠点ごとのネットワークに設置する専用コントローラは必要ない。全ての端末の設定と管理をブラウザ上で行うため、ネットワーク管理者はインターネットと接続されたPCやスマートデバイスを通して、稼働状況や障害が発生しているかどうかを確認することができる。

CTCでは、顧客のセキュリティ機器の状況を24時間365日遠隔から監視するCTCセキュリティ・オペレーション・センターを開設し、緊急時の対応、機器の設定変更や運用等を一元的に行う「CTCマネージド・セキュリティ・サービス」の提供を10月から開始した。そこで同社ではセキュリティ運用に課題を抱える顧客には、「CTCマネージド・セキュリティ・サービス」とセキュリティアプライアンス製品であるCisco Meraki MXシリーズを合わせてサービス提供する。