TIOBE Programming Community Index

TIOBE Softwareから、2014年10月のTIOBE Programming Community Index(PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2014年10月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 C 17.655%
2 Java 13.506%
3 Objective-C 10.096%
4 C++ 4.868%
5 C# 4.748%
6 Basic 3.507%
7 PHP 2.942%
8 Python 2.333%
9 Perl 2.116%
10 Transact-SQL 2.102%
11 Delphi/Object Pascal 1.812%
12 JavaScript 1.771%
13 Visual Basic .NET 1.751%
14 Visual Basic 1.564%
15 R 1.523%
16 Ruby 1.128%
17 Dart 1.119%
18 F# 0.868%
19 Swift 0.761%
20 Pascal 0.726%

10月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

10月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

2014年10月はGoogleが開発を進めているプログラミング言語Dartが初のトップ20入りを果たし、17位に付けたことが注目される。JavaScriptの置き換えを狙った次世代のプログラミング言語はいくつか開発が進められているが、トップ20入りしたのはDartが初めて。

Dartの普及は当初、Google以外のブラウザベンダーがDartを採用するかどうかわからないなど、不確定な要素があり、緩やかなものだった。しかし、この数年間の開発期間を経て、Dartが生成するJavaScriptコードの性能がきわめて高いものになったことから、JavaScriptを置き換える言語として注目度が上がっている。また、これに呼応するようにJavaScriptのシェアが減少している点も注目される。

10月も引き続き、Swiftはトップ20入りを果たした。CとJavaのシェア格差は広がりを見せており、現在の勢いのままシェアを変動が続いた場合、C言語に続くプログラミング言語としてObjective-Cが2位に付ける可能性が出てきている。