Facebookを使っているという人は多いだろうが、Facebookの"友達"といい友情ができているだろうか? リアルな友達と同じ、あるいはそれ以上のやり取りができていれば問題ない。
だが、あなたはそう思っていても、友達はそうではないかもしれない。世に吹き荒れるソーシャルメディアブームの中で、Facebookでの友達付き合いがいやだというエッセイをDumb Little Man「Facebookの"友達"が嫌いな理由(原題:Three Reasons I Hate My Facebook ‘Friends')」で掲載している。さっそくなにが不満なのかみてみよう。
自分の写真が勝手に公開される
飲み会、パーティなどでだれかが写真を撮り、あなたも写っている。次の瞬間、スマートフォンに「あなたがタグ付けされた写真が……」とプッシュ通知がやってきたことはないだろうか?
なんとも思わない人もいれば、友人と写った自分の写真がFacebookにアップされたことがうれしい人もいるだろう。だがこの記事の筆者のように、「なんの許可もなく自分の写真を勝手に公開しないで」と不愉快になる人もいる。
ユーザーはそれぞれにプライバシー設定をしているが、Facebookで公開した情報の波及を把握することは難しい。公開しているユーザーの友達が共有、さらにその友達が共有、最終的には外部の個人ブログでも使われたり、といった可能性も考えられる。
解決策としては、仲間と撮影した写真をFacebookにアップするときは許可を得ること。気心知れた仲だったり、相手も自分の写真をアップしたことがあるからといって、何も言わずに公開するのはよくない。一言伝えておこう。
友人の近況に自分の名前がタグ付け
1つ目の例で併発するのがこれ、写真のコメントに、「久しぶりに○○さん、××さんとランチ」としてタグ付けされるパターンだ。
いつ、どこで、何を、誰としているかについてFacebook上でオープンにする人もいれば、Facebookを使っているが、Facebook上ではプライベートの行動はあまり知らせないという人もいる。
ここでもやはり、友達の名前をタグ付けする場合はその人の許可を得ておくこと。
タイムラインでのコメントは要注意
公開されている投稿へのコメントも注意が必要だ。内容によっては相手を喜ばせることにも、憤慨させることにもなる。
Facebookをプライベート・オンリーで利用している人もいれば、会社の上司や取引先ともつながっている人、あるいは家族・親戚、場合によっては昔つきあっていた人も友達としてつながっていることや、あなたのようにグループ機能を使いこなしていない可能性もある。
自分のタイムラインに、他の人に知られたくないコメントが入ることは本当の友情を崩しかねない。対策としては、コメントの共有範囲を設定して、相手に細心の注意を払うことだ。
SNSはまだまだ新しいツールで、人それぞれ利用の仕方が異なる。実生活で相手のプライバシーに配慮するように、オンラインでも注意をして"友達"を大切にしよう。