NTTPCコミュニケーションズは7月15日、共用レンタルサーバの上位プラン「WebARENA SuiteX V2 タイプ メールプレミアム」の提供を開始したと発表した。新プランでは、メールの送受信に関わるネットワークとサーバを冗長化し、稼働率100%を保証。100%を下回った場合には、停止時間に応じて利用料金の一部が減額される。

WebARENAのWebサイト

NTTPCコミュニケーションズでは以前から、ファイアウォール/IPSによる自動防御、Web改ざん検知サービス、定期自動バックアップなども標準搭載した共用レンタルサーバプラン「WebARENA SuiteX V2 タイプ」(以下、スタンダード版)を提供していたが、Webサービスに関して100%の稼働率を保証しているものの、メールサービスに関しては保障対象外だった。

しかし、メールを使った予約受付業務やオンライン受発注業務を行うユーザーなどがいることから、安心してビジネスを展開できる新たなプランを検討。今回のメール稼動保証の新メニューを追加するに至ったという。なお、NTTPCコミュニケーションズによると、共用レンタルサーバでメールサービスの冗長化、稼働率保証を行うのは国内初だという。

そのほか、新プランでは、ディスク容量をスタンダード版の1.5倍の450GBに増量。加えて、「メール接続元IPアドレス制限」「パスワード有効期限」「ユーザー転送設定制限」「DKIM/SPFフィルタ」などのメールセキュリティ機能を増強しているほか、メーリングリストに関わる機能も強化している。

メールアカウントを100個まで運用できる「プラン100」と、200個まで運用できる「プラン200」という2つのメニューが用意されており、価格はそれぞれ年額5万3760円(月額換算で4480円、税別)と10万7520円(月額換算で8960円、税別)。別途、初期費用5000円(税別)が必要。新プラン提供開始にあたって、初期費用と月額料金最大3カ月分が無料になる「メールプレミアム新登場キャンペーン」も実施している。