電通は7月11日、朝日新聞と共同で、「Blue Table」プロジェクトの始動を発表した。これは、社会的課題に取り組む企業・学生団体・著名人が垣根を越えて集い、共通価値の創造(Creating Shared Value)を目指すもの。

同プロジェクトの目的は、それぞれ独自の強みを持つ企業・学生団体・著名人の三者が互いの思いや強みを共有し、手を取り合うことで、社会的課題の解決に向けた糸口を見いだしたり、新たな共通価値を実現するムーブメントを模索・提案していくことにあるという。

ムーブメントを作りだすために、ソーシャルグッドプロジェクトのプロデュースに特化した電通のプランニングチーム「ソーシャル・デザイン・エンジン」は、朝日新聞と共同で立場の異なる三者のマッチングを行う。

これにより、健康・医療、環境・資源、教育・文化などの分野における社会的課題について、議論の場(円卓会議)と情報発信の場を継続的に提供していく。

プロジェクトの第1弾は「世界の健康問題」をテーマに据える。議論はUstreamによるライブ中継や特設サイト、朝日新聞などを通して発信・拡散を図り、ステークホルダーを巻き込んだ大きなうねりを生み出していくとしている。