レッドハットとSAPジャパンは7月7日、インメモリープラットフォームのSAP HANAが、Red Hat Enterprise Linux上の本番稼働で利用可能になったと発表した。
これにより、SAP HANA、SAP Adaptive Server Enterprise(SAP ASE)、SAP IQ software、SAP SQL Anywhere suiteを含むSAPのデータベース製品群がすべて、Red Hat Enterprise Linuxに対応し、SAP HANAのリアルタイムインメモリー技術によるビッグデータ活用で顧客のビジネスを支援できるようになる。
今回の発表により、SAP HANA用途に向け、Red Hat Enterprise Linux for SAP HANAの提供が開始され、SAPの認定ハードウェアを提供するパートナーによってサポートされる。
Red Hat Enterprise Linux for SAP HANAは簡単に導入およびインテグレーションできるようデザインされており、Red HatとSAPの経験と実績あるパートナー各社が提供するSAP認定ハードウェアで利用可能。
SAP HANA on the AWS Cloud、Red Hat Enterprise Linux for SAP HANA、SAPのデータベース製品群は、AWSにおいて利用でき、パブリッククラウドによるデータ管理の利点を顧客にもたらす。
そのほか、両社は、「Red Hat JBoss MiddlewareによるSAPゲートウェイ技術における継続的な協業」「OpenShiftにSAPデータベース製品群を統合」「協調サポート契約」といった協業も行っている。