警察庁は6月30日、金融機関などのフィッシングサイトが増加していることを発表した。

警察庁では2014年3月中旬以降、日本国内における金融機関などのフィッシングサイトを観測していなかったが、6月から観測し、金融機関などのフィッシングサイトが増加していることがわかったという。

金融機関などのフィッシングサイトの観測状況 1月1日~6月28日(発表資料より)

ひとつのサーバに複数の金融機関のフィッシングサイトが設置されるなど、フィッシングサイトの数は増減を繰り返しているため、警察庁は、オンラインバンキングなどの利用者に対して注意を呼びかけている。

また警察庁は、フィッシング被害にあわないためのポイントとして、「口座番号や暗証番号の入力を促す電子メール内のリンク先を安易にクリックしない」ことや、「認証を必要とするWebサイトでは、正規のURLを直接入力するなどして、表示されているメニューから操作する」こと、「ウイルス対策ソフトをインストールし、パターンファイルを最新のものにしておく」ことなどを挙げている。