パナソニックエコソリューションズは6月25日、照明に映像投影の機能を融合して、従来にない空間を演出する「Space Player(スペース プレーヤー)」およびその投影コンテンツを、7月1日から販売すると発表した。

「Space Player」本体画像(左) 使用例(右)

Space Playerはスポットライトとプロジェクターの機能を持ち、明るさは1000ルーメン、光源はレーザーダイオードで消費電力は125W(100V 配線ダクト専用)、スポットライト型のデザインで設置や移設が簡単な配線ダクト取り付け方式、長寿命レーザー光源採用による省メンテナンス性を持つ。その他に、SDカード、PC/タブレットなど幅広いソースからの再生機能、投影方向を自在に変えられる構造など、さまざまな特長がある。

「プロジェクションライティング」の概要

パナソニックエコソリューションズは今回、これらの製品特長を生かし、映像を用いて照明を行う新しいコンセプト「プロジェクションライティング」市場を創出する。これは、スポットライトとプロジェクターの機能を併せ持つ「Space Player」を用いることで、空間演出の新しいコンセプトである「プロジェクションライティング(映像を用いて照明を行うことで、これまでの照明演出、通常の映像投影、建物など立体物に投影するプロジェクションマッピングとは違う新しい市場を創出すること)」を提案するもの。

「専用コンテンツの企画、制作、販売」の概要

また、「プロジェクションライティング」で投影するコンテンツは、施設や店舗など設置先の演出ニーズにより、それぞれ専用のものが必要になるため、新たにコンテンツを企画、制作できる体制を、同社内で構築。カスタムオーダーで制作したり、専用のウェブサイトを開設し、ユーザー自身が手軽にコンテンツを編集、制作できるアプリケーションソフトは無償で提供されるほか、素材となる映像や画像を販売する。

同社は、「Space Player」の製造・販売から、空間価値を高める演出照明提案、投影コンテンツの制作・販売まで、新たなトータルソリューションビジネスを展開し、2018年度までに30億円、このビジネスを含む演出照明事業全体では200億円の販売を目指す。