シマンテックは6月19日、データセンターのサーバを保護する新製品「Symantec Data Center Security:Server」と「Symantec Data Center Security:Server Advanced」の発売を開始した。
同製品は、Web、ファイル、アプリケーション、データベースの各サーバに対するリアルタイムでのプロアクティブな保護を実現する包括的サーバセキュリティ製品。VMware NSXとサービスコンポーザーを統合することで、自動でセキュリティサービスのプロビジョニングを実現する。
「Symantec Data Center Security:Server」は、セキュリティ仮想アプライアンスを介してVMware NSX環境でエージェントレスのマルウェア防御機能を提供し、「ソフトウェア定義データセンター(SDDC)」に対するセキュリティポリシーの調整とワークフローの自動化を可能にする。
「Symantec Data Center Security:Server Advanced」は、「Symantec Data Center Security:Server」の拡張版で、許可されていないプログラムの動作の抑止とアプリケーションデータへのアクセス制限を強制することで、セキュリティコンテンツの更新がなくても最新の攻撃からシステムを防御する機能を提供する。これらには、Critical System Protectionとして知られてきたテクノロジーが組み込まれた。
Server Advancedは、仮想サーバのパフォーマンスに及ぼす影響が小さなin-guestエージェントを介して、ポリシーベースのきめ細かな制御を提供し、物理サーバ環境と仮想サーバ環境が混在する環境を監視して保護する。
Symantec Data Center Security:Serverの提供価格は1万2,900円(税抜)、次年度以降の保守料は3,000円であり、Symantec Data Center Security:Server Advancedの提供価格は12万9,300円(税抜)で、次年度以降保守料は2万9,800円となっている。