仕事が大好きで、順調そのもの、やりがいもあって、同僚や上司とも良い関係を築いている――。そんな理想的な状況にあっても、職場でストレスがないという人はいないだろう。Dumb Little Manが記事「職場のストレスに対応する5つの方法(原題:5 Ways To Cope With Workplace Stress)」で、職場のストレス解消法を紹介している。
職場のストレスに対処するためには、まずはストレスがあることと、何が原因になっているのかを初めに認識することが重要だ。もしストレスがないというのであれば、その人はしっかり仕事をしていなかったり、責任感をもって業務に取り組んでいないといって良いだろう。何故なら、一生懸命やればやるほど、ストレスにつながる問題や改善点に直面するケースが増えるからだ。
ストレスは働いている我々にとって生活の一部といえる。だからといって無視したり、当たり前だと思うのは良くない。短期的なストレスは別として、知らず知らずのうちに負荷になっているストレスには注意を払って対応すべきだと記事ではアドバイスしている。
ストレスを感じていることを認識する
「いつ」「どんなこと」にストレスを感じているか知っておくことで、深刻化する前に軽減することができる。
自分がどう感じているか知るためには、体と心のサインに耳を傾けることだ。食欲がなくなったり、過食気味になったり、眠れないといった一種の"サイン"が出ていれば、何が気になっているかをしっかり考えてみよう。
予定より早くなった資料作成の締め切りや、取引先へのプレゼンが気になっているのかもしれない。原因がわかれば、その時点でとれる対策があれば講じることができる。
見通しを持つ
ストレスがもたらす影響の1つが、物事の見通しを狂わせることだ。問題につまづいたら「次の7つのポイントで評価する」ことをコンサルタントのPaul McGee氏は奨めている。
10段階で重要度を評価
6ヶ月後にどのぐらい重要か?
自分がとっているアプローチは適切かつ効果的か?
状況を改善できるか?
この経験から学ぶものはなにか?
次に同じことがあるとしたら、どうやるか? どこを変えるか?
この状況から何かポジティブに感じることはあるか?
多少のことは見過ごす
これらのステップから、ストレスを感じていた内容が分かり、実は大したことがないものにストレスを抱えていたとハッキリするかもしれない。
物事は気持ちの持ち方一つで変わるもの。ストレスが多いと感じればストレスが多い生活になるし、大したことないと思えばそうなるはずだ。
ちょっとしたことや重要ではないことを見過ごすことができれば、ストレスも軽減される。心配性と自覚している人は、不要な心配をしていないか自答するのもよさそうだ。
ワークライフバランス
仕事のストレス対策として、普段の生活における仕事の比重があまり大きくなり過ぎないようにするのも大切だ。ワークライフバランスを心がけることで、ストレスの原因が同じであっても受け止め方が変わってくる。
人間関係がキーに
友達や家族、同僚、趣味仲間など、人間関係が充実できている人は仕事のストレスを分散できる。あなたにストップをかけてくれる仲間や相談に乗ってくれる家族といった、周囲の人から助けを借りることで、ストレスを軽減していこう。