BBソフトサービスは5月15日、ソフトバンクモバイルが提供するセキュリティサービス「Internet SagiWal」が検出・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果をもとにまとめた2014年4月度のインターネット詐欺レポートを発表した。
リポートによると、4月のネット詐欺総検知数は87万6,105件で、前月比23.9%増加となった。その内訳は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが93.8%(前月比2.8ポイント増)、フィッシング詐欺サイトが3.2%(前月比3.6ポイント減)、マルウエア感染サイトが0.9%(前月比0.3ポイント増)、ボーガスウエア配布サイトが0.8%(前月比0.2ポイント増)、脆弱性悪用サイトが1.3%(前月比0.3ポイント増)だった。
OSごとのネット詐欺種類検知率で見ると、ワンクリック・不当請求詐欺サイトはAndroidでの検知率が最も高く98.6%で、以降、iOSが94.38%、Windowsが55.4%であった。その他の詐欺サイトはすべてWindowsでの検知率が高い結果となった。
現在、国際サッカーイベントに便乗した詐欺サイトが登場し、ユニフォームが購入できるとうたって情報を盗み取ることが検知された。「犯罪者はこうした話題を集めるイベントなどの時世に合わせて詐欺サイトを立ち上げる傾向が強く、注意が必要」と同社では呼びかけている。
国際サッカーイベントに便乗した詐欺サイト |