JINS、視線とまばたきから「疲れ」「眠気」を可視化する眼鏡

ジェイアイエヌは5月13日、アイウエアブランド「JINS」（ジンズ）より、三点式眼電位センサーを搭載したセンシング・アイウエア「JINS MEME（ジンズ・ミーム）」を2015年春に発売すると発表した。

同社は人間の五感の約9割を占める「眼(視覚)」が持つ膨大な情報量に着目し、約4年間かけて、自分を見る」をコンセプトにした次世代戦略商品の商品化を進めてきた。

三点式眼電位センサーは、鼻パッドと眉間部分から検出される眼電位により、八方向の視線移動とまばたきをリアルタイムで測定する。今回、ウェアラブルデバイスに搭載可能なセンサーが開発された。

JINS MEMEで取得したデータは、「オフィス」「ドライブ」「フィットネス」の3つのシーンに分けて、スマートフォンの専用アプリ上で表示できる。

オフィスシーンでは、独自に開発した疲労指数によって疲労を可視化し、疲労のマネジメントを実現する。ドライブシーンでは、明らかな眠気の兆候を検知した際に警告を発する。フィットネスシーンでは、六軸(加速度・角速度)センサーで計測された歩数や消費カロリーを表示する。

同製品は、最もメガネらしくファッション用途から普段使いまで幅広く利用できる「ウェリントンタイプ」、フレームレスが気にならず、ビジネス用途に適した「ハーフリムタイプ」、スポーツやドライブでの利用に適した「サングラスタイプ」の3つのタイプが用意されている。

連続使用時間は約8時間、充電は1時間となっている。