ネットワールドは4月24日、サポートが終了したWindows XPで稼働するInternet Explorer(IE) 6向けに開発されたWebアプリケーションを、Windows 7/8 で動作可能にするIE6互換ブラウザ「LIBRA(ライブラ)」を開発し、2014年5月下旬より無償提供を開始すると発表した。
2014年4月にWindows XPのサポートが終了しWindows 7/8に移行するに伴い、アプリケーションの改修やバージョンアップの手間とコストが大きな課題となっている。さらに、マイクロソフトは、同一OS上に複数バージョンのIEを稼働させることを許諾していないため、同環境上でIE6を使用したWebアプリケーションを利用することができない。
今回、提供開始する製品は、IEのレンダリングエンジンやコンポーネントを使用して互換性を維持しており、IE6そのものを利用しない状態でアプリケーションを動作させるため、マイクロソフトの許諾内で、新OS環境上でもIE6向けアプリケーションが継続使用可能となる。
「LIBRA」自身は無償で提供され、同製品に対する保守サポートの提供は行なわない。なお、各種カスタマイズを行う場合は、別途有償対応となる。
また、ネットワールドは、「LIBRA」を含めた、アプリケーション仮想化ツール「VMware ThinApp」によるWindows XPからのアプリケーション移行支援サービスを強化する。