学生時代に使っていた社会人も増えてきたであろうTwitterだが、もちろん仕事のツールとしても使える。効果的に利用すれば、自分の仕事やキャリアに役立つ人、業界の有名人などと繋がることができる。

そのような目的でTwitterを利用する場合のポイントはなにか、Mashableが「尊敬する人とTwitterでやりとりするには(原題:5 Tips for Interacting with People You Admire on Twitter)」で5つにまとめている。

まずは繋がる

著名人の場合、Twitterで発信していたとしても本人がツイートしているわけではない可能性がある。

たとえばVirgin Atlantic氏(Virgin Group創業者)や、Richard Branson氏などは本人が呟いているわけではなさそうだ。

Richard Branson氏は、@richardbransonというTwitterアカウントを持ち、401万人のフォロワーがついている。しかし、Branson氏にTwitterで「やりとり」を試みても、本人ではない可能性が高いということになる。

だが、もう少し身近な人なら本人がやっている場合が多い。まずは自分のいる業界で知られている人、自分が興味ある業界の人などのツイートをチェックしよう。

共通することを探す

ターゲットが定まったら、次はとっかかりを見つけよう。例えば、プログラマーであれば、言語や開発フレームワークに関する最新情報など、あなたも相手も興味をもっていること、あるいは相手が精通している分野であなたが知りたいと思っていることを話題に挙げてみよう。もし出身校や出身地が同じといった共通項目があれば、それをとっかかりにするのも良いだろう。

コンタクトをとる

では、実際にコンタクトをとってみよう。無難なアプローチとしては、共通事項に関するニュース記事を引用して「どう思いますか?」と投げてみる。あるいは、その人がコメントしていることについてあなたの意見を述べてみる。

「やりとり」にかえることを考えると、質問系がよいだろう。"〇〇と△△が提携"というような業界のニュースについて「〇〇が提携するメリットは何でしょうね?」というイメージだ。

あるいはその人のツイート内容について、少し突っ込んだ質問をしてみるのも良いだろう。

勇気を出してツイートを送ってみたはよいが、もし相手が応じてくれなかったとしても、がっかりすることはない。あなたの名前を認識するようになるまでには時間がかかるので、定期的にコミュニケーションを図ってみよう。

記事では週に2、3回としているが、相手の発信度合いにもよるだろう。意見を述べる場としてツイートを使っている人なら、応じてくれる可能性は高い。

距離を保つ

その人のツイートを読んでいると、すでに知っている人のような気がしてしまうかもしれない。だが、相手にしてみれば、あなたは知らない人。

その人の発言を全てリツイートして毎回ツイートを送り続けていると、ストーカーのように付きまとわれていると思われても無理はない。自然なタイミングを心がけよう。

慌てない、焦らない

相手が応じてくれたり、返事がもらえたからといって、友達になったと勘違いすることなかれ。記事によると、このような「勘違い」は多いのだそうだ。時間をかけて職業上のよいつながりを構築しよう。

時間と精神の両方で適度な距離を持ち、重要なイベントではちゃんと反応して、何かのときにアドバイスや意見をもらえるフォロワーになろう。

…こうやって考えて見ると、Twitterであっても通常の出会いとそれほど変わらないように見える。構えすぎることはない。だが、相手の表情が見えない分、慎重になるべきだろう。