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Debianプロジェクトは4月16日(ドイツ時間)、「[SECURITY] [DSA 2907-1] Announcement of long term support for Debian oldstable」においてDebian GNU/Linux 6.0(コードネーム"Squeeze")のセキュリティサポート期限を2016年2月まで延長すると伝えた。Debian GNU/Linux 6.0 "Squeeze"のリリースが2011年2月だったことから、合計5年間のセキュリティサポートになる。

当初の予定ではDebian GNU/Linux 6.0 "Squeeze"のセキュリティサポート期限は5月31日までだった。Debianプロジェクトはこのバージョンのサポートを延期するかどうかをコミュニティで議論してきた。コミュニティや企業の支援があればセキュリティサポートの延長も可能だろうといった意見があり、それを支持する声も多かったことから今回の延長に至ったと説明がある。

2016年2月までの長期セキュリティサポートが提供されるのはi386版およびamd64版。それ以外のアーキテクチャを使用している場合にはDebian GNU/Linux 7 "Wheezy"へのアップグレードが推奨されている。また、いくつかのパッケージもアップデート提供の対象外となる。また、この長期セキュリティサポートを実現するにはコミュニティや企業の支援が欠かせないとし、興味がある場合にはDebianセキュリティチームに連絡を取るよう求めている。