米Googleは4月16日(現地時間)、2014年第1四半期(1月-3月)決算を発表した。売上高19%増を達成したものの、モバイル広告へのシフトが成長ペースの加速に結びつかず、売上高、非GAAPベースのEPS(1株あたり利益)ともに市場の予想にとどかなかった。
3月期の売上高は154億2000万ドルで、前年同期比19%増だった。Motorola MobilityをLenovo Groupに売却したため、3月期決算でMotorolaの数字はNet loss from discontinued operations(非継続事業からの純損失)に組み込まれている。非継続事業の純損失を含む会計原則 (GAAP) ベースでは、純利益が34億5000万ドル(前年同期比3%増)で、EPSは5.04ドル。非GAAPベースの純利益は43億ドルで、EPSは6.27ドルだった。
売上の内訳は、Googleのサイトからが104億7000万ドル (前年同期比21%増)。これはGoogleの売上高の68%に相当する。Googleネットワークと呼ばれるパートナーサイトからの売上高は34億ドル (同4%増)で、Google売上高の22%。クリック単価が前年同期比9%減と下落し続ける一方で、ペイドクリック数は同26%増だった。