電通の海外子会社であるCaratはこのほど、世界の広告費成長率予測を発表した。
発表によると、2013年の世界の広告費の成長率は、2013年9月時の予測である前年比3.0%増を上回り、3.3%増となった。
2014年の世界の広告費予測は、2013年9月時の前年比4.5%増から4.8%増に改定された。冬季オリンピック・パラリンピック、FIFAワールドカップ、米国での中間選挙などの大イベントの影響が前回調査の想定を上回ることが改定の理由だという。
2015年の世界の広告費は、経済情勢が世界的にポジティブな傾向にあることから、前年比5.0%増という予測になっている。
また日本については、アベノミクス効果や2020年のオリンピック・パラリンピックの開催決定により、2014年、2015年ともに広告費が前年比1.7%増加すると予測されている。