マリンソフトウェアは3月27日、同社が実施したデジタルマーケティングに関するインターネットリサーチの回答結果を発表した。同調査はデジタルマーケティングに携わる担当者を対象として2013年12月25日~27日に行われ、有効回答数は206名となっている。
発表によると、業務において担当しているデジタルマーケティング施策全般について、「成果を出している」と感じているマーケターは62%だったという。
また、「成果を出している」と感じているマーケターと「成果を出していない」と感じているマーケターでは、KGI(重要業績評価指標)やKPI(重要目標達成指標)の設定について大きな違いが表れている。成果を出している人は、その42%が勤務先企業でKGIが設定されていると回答しているが、成果を出していない人は、15%しか設定されていなかった。
KPIも同様で、成果を出している人の54%は勤務先企業でKPIが設定されており、成果を出していない人の26%を大きく上回っている。
さらに、成果を出している人は、課題として「効果測定手法の確立」「マーケティング予算」などの数値的な課題を上位に挙げる人が多く、成果を出していない人は、「スタッフのスキル」「スタッフの経験値」などの人材に関する課題を挙げる人が多い。
「習得できていると感じるスキル」に関しては、成果を出している人は「ソーシャルメディア」や「アナリティクス」を挙げる人が多くなっており、成果を出していない人は「特になし」が最多。
このほか、1週間のなかでデジタルマーケティング知識向上のために使っている時間についても、成果を出している人の平均は8.6時間で、全体平均の6.8時間を上回る結果になっている。