フォーティネット(以下、FTNT)は3月18日、Distributed Denial of Service(DDoS)攻撃対策製品ファミリーを拡充し、中規模企業、大規模企業、マネージドサービスプロバイダ(MSP)のデータセンター管理者、システム設計者向けに4つのアプライアンスを新たに投入したと発表した。

新しいアプライアンス「FortiDDoS-400B」「FortiDDoS-800B」「FortiDDoS-1000B」「FortiDDoS-2000B」はDDoS攻撃を検出、攻撃からの保護を行うよう設計された製品であり、100%ふるまいベースというDDoS攻撃ミティゲーションエンジンを搭載。これらの製品は、2014年第2四半期に日本で販売が開始される予定。

また、DDoS攻撃の検出、緩和(ミティゲーション)を行う新型のシングルパス カスタムASICも搭載されており、より多くの種類の攻撃の検出が可能となっただけでなく、同様のDDoS攻撃対策製品と比べて10倍の速度を実現した。

FortiDDoSは正常なアプリケーションのアクティビティの基準であるベースラインを構築し、基準からはずれるトラフィックを監視。攻撃が開始されると、FortiDDoSはそれを異常として検出し、即座に緩和を行う。また、FortiDDoSはシグネチャファイルのアップロードを待つ必要がないため、ユーザーを既知の攻撃からも、未知のゼロデイ攻撃からも保護する。