ACCESSは、同社の提供するBeaconモジュールに新機能を追加し、バージョン1.1として3月20日から提供を開始すると発表した。
Beaconとは、近距離無線技術「BLE(Bluetooth Low Energy)」を搭載した位置情報機器やそれを用いたシステムのことを指す。店舗内に端末を設置して、スマートフォンの位置情報を取得することで、ユーザーにコンテンツを送信したり、施設内の案内サービスなどを提供したりすることが可能になる。
同社は、Beaconハードウェアから、スマートフォン向けアプリケーション、クラウドサーバーまでをワンストップで提供するBeaconサービスのトータルフレームワーク「ACCESSTM Beacon Framework」を開発し、現在、商用版に先立って評価キットを提供している。
このほど、「ACCESSTM Beacon Framework」のうち、Beaconの機能が強化される。
バージョン1.1では、管理者側で電波送信頻度を0.1秒きざみで設定できる機能が追加される。電波送信の間隔が短いほど位置情報取得の精度を向上させることが可能になる。この新機能によって、早足で移動する人が多い駅構内や空港などでのサービスでは短い間隔の設定をし、反対にゆっくり移動する人が多い美術館などでは長い間隔の設定をするなど、柔軟な調整が行えるようになる。
また、Beaconの電池交換時期の通知機能も追加された。