日本HPは3月14日、「HP EliteBook Folio 1040 G1」と「HP EliteBook 820 G1 Notebook PC」の2機種を発表した。どちらも5月下旬より、Folio 1040 G1が18万5000円～、820 G1が16万6000円～の価格で発売される。

どちらもLTE通信モジュールを内蔵しているが、利用できる携帯キャリアについては今後発表される予定。

「HP EliteBook Folio 1040 G1」はCPUにインテル Core i7 4600Uを採用。4GB DDR3Lを搭載し、256GBのM.2 SSDも採用している。無線LANは802.11 a/b/g/nで、Bluetoothも4.0を採用している。ディスプレイは14.0インチのワイドHD液晶。指紋認証リーダーやスマートカードリーダー、NFCといった業務用途向け機能に対応している。

OSはWindows 8.1 ダウングレード権適用済のWindows 7 Professional 64bitをプリインストールしている。バッテリー駆動時間は約12時間。サイズは幅 338mm× 奥行 234mm × 高さ 15.9mmで、重量は約1.49kg。ほかにHP GA&EthernetアダプタとWindows 7 Professional 32/64Bitメディアが付属する。

一方、「HP EliteBook 820 G1 Notebook PC」はCPUにインテル Core i5 4300Uを採用。4GB DDR3Lを搭載し、120GBのM.2 SSDも採用している。無線LANは802.11 a/b/g/nで、Bluetoothも4.0を採用している。ディスプレイは12.5インチのワイドHD液晶。指紋認証リーダーやスマートカードリーダーといった業務用途向け機能に対応している。ただし、こちらはNFCは非対応。

OSはWindows 8.1 ダウングレード権適用済のWindows 7 Professional 64bitをプリインストールしている。バッテリー駆動時間は約7時間30分。サイズは幅 310mm× 奥行 215mm × 高さ 21mmで、重量は約1.33kg。ほかにWindows 7 Professional 32/64Bitメディアが付属する。

また、これまでも提供してきたElitePad 900が、新たに「ジオフェンシング」を活用した新しいスタイルのセキュリティソリューション「ジオロケーションポリシー」に対応。ジオロケーションポリシーはLANDesk Softwareが開発したもので、アプリの地図上に仮想のフェンスを設置して、対応端末がエリアに出入りした際、特定の処理を自動で実行する。

例えば、オフィスの位置情報を起点にセキュリティポリシーの有効/無効エリアを設定して、設定したエリアを外れるとSDカードスロットやUSBポートなども無効にすることが可能。特定アプリの無効化や画面をロックしてデバイス自体の使用を不可能にしてしまうといった細かな設定もできるという。いずれの機能もエリア内に戻ると自動的に有効化されるため、設定を逐一変更する必要がない。

同ソリューションはIT管理ソフトウェア「LANDesk Management Suite」とセキュリティ統合管理ソフトウェア「LANDesk Security Suite」の両ライセンスを購入することで有効になる。

会見に登壇したHP エンタープライズグループ テクノロジーサービス ネットワーキング&モビリティ ワールドワイドストラテジストのクレイグ・パトリッジ氏は「モビリティは変革をもたらす旅路だ。単にスマートデバイスをつかうだけではないということをわかってほしい」とし、多様なエンタープライズ製品を組み合わせて利用するだけではなく、コンシュマライゼーションが進みつつあるソリューションを上手く活用すべきとの考えを示した。