NTTドコモは、被災地で復興支援活動を実施しているNPOなどの非営利団体が、活動資金を獲得しやすい環境を整備するプログラムを4月1日から開始すると発表した。

このプログラムはファンドレイジングを活用したもので、クラウドファンディングサイト「JustGiving」と連携して実施される。ファンドレイジングとは、個人がNPOなどのために友人や家族から寄付を集める行為のこと。

オンラインファンドレイジングのプラットフォームである「JustGiving」は、全世界にのべ1200万人の利用者がいる。

このほど新たに開始されるプログラムでは、NPOなどが寄付を集めやすいように、ドコモによるプロモーション支援や活動のサポート、情報配信用タブレット端末の貸与などが行われる。また、活動準備金として1団体につき50万円が同社から寄付される。

このほか、東北復興・新生支援応援サイト「笑顔の架け橋 Rainbowプロジェクト」上で団体の活動内容などを紹介することで、より広く寄付を募ることができる環境を整備するという。

プログラムのイメージ

プログラムが開始される4月には、第1期として2013年度に同社が助成を行ったNPOなど10団体に対して支援が行われる。また、2014年度下期に予定している第2期プログラムでは、行政や中間支援団体からの推薦のあった団体を対象に選定を行なうとしている。