バラクーダネットワークスは、ファイル同期/共有プラットフォーム「Copy」に企業向けの新たな機能とアップデート、他のサービスとのインテグレーションが追加されたことを発表した。ユーザーは、場所や端末を問わず、コラボレーションや作業のさらなるシンプル化を実現できるという。

Copyは、個人と企業の両方を念頭に置いて設計されており、堅牢で豊富な機能が用意されている。Copyのサービスはユーザや管理者に強力な機能を提供し、ビジネスの機密データへの安全なアクセス、署名、共有が可能となる。

セキュリティ機能も強化され、管理者はポリシーベースのコントロール機能を用いて、ユーザによるファイルへのアクセスや共有、または社外からの共有の権限を許可または取り消すことができる。また、ストレージエリア連携についても、1つのCopyアカウントからパーソナルデータまたは企業データにアクセスすることが可能となり、データごとの適切な管理状態を保ちつつ、一貫したユーザーエクスペリエンスを実現する。

また新しいCopyでは分かりやすいデザインが採用され、管理者やユーザーがより簡単にCopyを利用できるようになっている。iOS、Android、Windowsなどのモバイル端末向けのクライアントアプリも刷新され、高速・容易かつ効率的にデータへアクセスすることができる。さらに、シンプルな企業アカウント設定ウィザードも用意され、初期ファイル構造の作成や許可グループを設定できる。

Copyユーザーは、ドキュメントに関して、企業ネットワークの内外を問わず、安全に署名・保存・共有することができる。最新バージョンでは、Copyの活用範囲を広げるクラウドアプリケーションとの連携を可能にしており、企業でのコラボレーションや作業プロセスの自動化の改善を支援する。

例えば、モバイルeシグニチャプラットフォーム「SignNow」とCopyとを統合することにより、一度にドキュメントの電子署名と共有を実施できるようになる。また、CopyとSignNowを、コラボレーションとコミュニケーションのプラットフォームであるRedboothと統合することで、ステークホルダの情報や承認などの書式や署名の収集を含め、シームレスに作業プロセスを自動化することができる。

このほか、メール受信箱をクラウドで利用できる「Kloudless」とCopyを統合することにより、ユーザはメールの受信箱のファイルをCopyアカウントから直接アクセスし、保存することが可能となる。

バラクーダネットワークスは2013年末、Dropbox、Box、SugarSyncなど他のクラウドストレージプロバイダからCopyプラットフォームに容易かつコスト効率よくデータを移行できる、オンラインデータマイグレーションを提供するMoverとの提携を発表している。Moverがホスティングするプラットフォームでは、ダウンロードやインストレーションなしに、迅速、シンプルそして安全にデータの移行やバックアップを実現するソリューションだ。